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- 2000年6月3〜4日の南九州における豪雨災害に関するメモ
2000年6月3〜4日の南九州における豪雨災害に関するメモ
最終更新 2000/06/06
本web中の,災害関係ページの記述は,基本的にページ作成時までの情報を元に作成しており,その後の更新はしていません.
災害概要
2000年6月3日から4日にかけて,南九州地方で豪雨災害が発生した.新聞報道によると,下記のような人的被害が発生している.
鹿児島県大崎町で自宅の裏山の崩壊に巻き込まれて男性1名が死亡
同鹿屋市で道路に出来た穴に車が転落,女性1名が死亡
宮崎県野尻町で川に落ちた小学生1名が死亡
同えびの市で女性1名が川に流され死亡した模様
その他浸水被害や家屋被害も生じている模様である.被害の中心は,鹿児島県東部から宮崎県南部にかけての地域であり,下図の最多雨域とよく一致する.
降水量の検討
利用資料:当日及び1978-1998年のAMeDAS観測所観測データ.
総降水量分布 6月3〜4日
最多雨域(牧之原 鹿児島県福山町)の降水量の推移
牧之原の日降水量は
最近20年間だけで見ても300mmを超える事例が3事例もあり,今回の豪雨は特筆されるものではない.今回豪雨の中心域である,鹿児島県,宮崎県南部,熊本県南部のAMeDAS観測所について,日降水量(6月3日)を見ると,1979-1998年の20年間の上位3位以内を更新した地点は1地点も存在しなかった.
新聞報道など
南日本新聞社
(本社鹿児島市)
新聞社HP中の記事への直接リンクは著作権に抵触するようなので行いません。「NEWSカレンダー」のなかから6/4,5の記事を参照して下さい.
静岡大学防災総合センター 教授 牛山 素行
E-mail:
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