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降水量基礎データ

降水量分布

気象庁AMeDAS観測所の観測値を元に作成した,今回の豪雨による降水量分布図を下に示す.48時間降水量を示しているが,実質的には6時間程度の間の現象である.参考のため,2000年東海豪雨時の48時間降水量を示す.降水量そのもの,多雨域の範囲など,今回の豪雨が東海豪雨とは全く比べものにならない現象であったことがよく分かる.
2008年8月29日24時の48時間降水量分布
2000年9月12日24時の48時間降水量分布

主な地点の降水量

今回の豪雨による最多雨域の一つであるAMeDAS岡崎の1時間降水量,積算降水量の推移を下に示す.8月28日1時から3時の間に激しい雨が記録されている.参考のため,2000年東海豪雨時の最多雨域であるAMeDAS東海(愛知県東海市)の同様な図を示す.1時間降水量や2時間降水量についてみると,今回の方が大きくなっているが,降雨イベントは事実上3時間程度で終了している.しかし,2000年東海豪雨の際には激しい降雨がより長時間継続していることが分かる.
AMeDAS岡崎の降水量 2008年8月28日0時~29日24時
AMeDAS東海の降水量 2000年9月11日0時~12日24時

静岡大学防災総合センター 教授  牛山 素行
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